白へ至る

考えるほどにどうでもいい

仕事へのモチベーションを高めるよりも私は茄子味噌が食べたい

仕事に対してやりがいを感じ常にモチベーション高く取り組める。

そうなったらどんなに素晴らしいだろう。

 

今日はだめだ。

 

 

仕事やる気でね〜〜

 

寝たい〜〜

 

どこでもドアで家に帰りたい〜〜

 

実家の柴犬と日向で昼寝したい〜〜

 

 

きっとこれは今わたしだけの問題ではない。三連休明けで眠いからだけではない。きっと日本人だけの問題でもなく、おそらく世界中のほとんどの人がこんな思いを常に心に抱えているはずだ。

 

 

いま、ひたすらダラダラしたい!!

 

惰眠を貪りたい!!!

 

この目の前のデスクがいますぐベッドになってほしい。

 

 

みんなそうでしょ?

わかるでしょ?

 

そうだと言ってほしい。

 

 

じゃないと、あんなに仕事系の自己啓発本が本屋の棚一面に並んでいるのはおかしいし、仕事のやる気を出すためのTipsをひたすら並べたまとめ記事がネット上に溢れるはずがない。

 

いままさに、私の頭の中で緋村剣心の例のコラ画像が叫んでいる。

 

 

働きたくないでござる!

 

絶対に働きたくないでござる!!!

 

 

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これね

 

 

今の仕事が嫌いだとかじゃない。

全然。

 

あと多分実際に今ニートとかになっても、私は社会的に誰にも必要とされなくなった孤独感と将来への漠然とした不安で精神的に死ぬ。

 

仕事は私のように承認欲求の高い、恋人もいない三十路女には唯一自分の存在が認められる貴重な手段であり居場所なのだから、手放せるわけはない。

 

仕事してなきゃ精神的にも金銭的にも生きていけるわけがないので、やる気があろうがなかろうが働かせてくださいお願いしますの一択しかないのだ。

 

それに私の職場は結構ホワイトな環境で、人間関係もまあまあ恵まれてるし、だいたい定時には帰れるし、仕事のことを考えて鬱になるようなこともないし。なにが働きたくないでござるだ、罰当たりめ。お前の底スペックな学歴でこの環境にいれるだけマジ感謝しけよと。

 

 

しかしだからと言って、仕事が好きだ!と胸を張って言えるほど、今の仕事に愛が強くあるかといわれたら微妙なのである。

 

いや、本当は結構好きなのかも。

ただ素直になれないだけなのかも。

私、まだ自分の気持ちに向き合えていないのかも。

 

それとも逆に?

ちょっとマンネリ気味で?

素直に好きとか嫌いとか言うのが恥ずかしくなっているのかも??

もう私たちそんなレベルの関係じゃないと言うか、みたいな??

 

 

まあ正直に言うと、

この現状に満足だと言ってしまったら、厳しかったかつて恩師や、ムカつくフレネミーに「その程度の仕事でねえ」とか陰で言われちゃう気がして(勝手な被害妄想)、そう考えるだけで私の中の謎のハングリー精神だか反骨精神だかがムクムク育ち、「べ、別にこれくらいで満足とか思ってないから!」と、ツンツンモードに入っちゃうわけ。

 

本当は好きなあいつに、みんなの前だとひどい態度取っちゃう……みたいな、そんな複雑な気持ちになるんだな。そしてそんな自分にモヤモヤして、イライラして……

 

いっそイライラした勢いのまま仕事にバリバリ取り組めたら、素晴らしい結果を生むかもしれないのだけど。

 

まあそんなことはない。

 

眠いからね。

 

 

とにかく眠いだけだからね。

 

 

色々自分が仕事にどう向き合っているのか考察したらやる気出るかと思ったけど、出なかったわ。

 

 

というかもう仕事のこと考えるのほんとだるい。

 

マジでなんもしたくない。

 

あーーー、

柴犬と公園散歩したい〜〜〜

 

 

ウワーーーーン

 

 

 

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知ってました?

このほっともっとの新メニュー。

茄子味噌だって。

絶対美味しいよね。

 

とりあえず、お昼ごはん。

 

空腹をうめて心の虚しさをごまかそう。

いただきます。

 

 

はあ、仕事、がんばろう。

 

今日はとりあえず、適当に。

祖母が作るお味噌汁には、じゃがいもが入っていた。

お題「おばあちゃんの思い出」

 

母方の祖母は、佐賀の田舎町の美容師だった。とにかくおしゃべりでちょっと毒舌で、だけど気が優しくていつも笑顔の人だった。

 

祖母宅は私の実家の近距離にあった。私の両親は共働きだったため、保育園〜小学校低学年までの放課後は毎日のように祖母宅へ帰っていた。

 

だから、よく祖母の作ったご飯を食べた。

 

一番に思い出すのは、「クチゾコ」の煮付けと、じゃがいもの入った味噌汁。

 

「クチゾコ」は本当は「クロウシノシタ」という名前の魚らしいが、多分私の地元でそう呼んでも誰にも通じない。シタビラメの仲間らしく、白身がとても美味しい。靴底を思わせるフォルムから「クツゾコ」と呼ばれ、そこから更になまって「クチゾコ」という地方名がついたという。

私達は「クッゾコ!」と呼んでいた。

 

このクチゾコの煮付け、私が好きだから祖母が振舞ってくれていたのか、よく食べたから好きになったのか分からないが(おそらくどちらも正解なんだろう)、本当に何度も食べた。

煮付けには必ず白ご飯と、じゃがいもの味噌汁がついてきた。

 

祖母の味付けは普通より少し濃く甘く、とても九州らしい味付けだっだと思う。しょっぱ甘くて、白いご飯がたくさん食べられる味付け。

 

お味噌汁も、私の母の作るものよりなんだか甘かった気がする。味噌の違いだったんだろうか。

いちょう切りにされたじゃがいもが入っていて、口の中でほろっと崩れるのが好きだった。じゃがいも以外の具は、確かわかめ。豆腐は入っていたか、自信がない。

 

クチゾコは今はそこそこ高くなっているそうだし、私が一人暮らしをしている福岡ではあまり見かけない(有明海で獲れるらしいので、やはり佐賀の方が多いのかもしれない)。

 

久しぶりに食べたいが、きっとあの祖母の味付けじゃないと満足できない気がする。

 

じゃがいも入りの味噌汁はたまに真似をする。自分で作っても美味しいけれど、どこかで祖母の味を探してしまう。

 

私の姉が好きだという理由で、きゅうりの酢の物もよく出てきた。これは夏の定番メニューだ。きゅうりを塩で揉み、水気を絞る手伝いを何度かした覚えがある。

 

あー、懐かしい。

 

私は今でも、祖母の味に近い濃くて甘じょっぱい味付けが大好きだ。

 

 

祖母は7年ほど前に亡くなった。

だからもう、あの味は食べられない。

 

祖母が自分で料理を作らなくなったのは、いつからだったんだろう。最後の数年は弱っていて、自分で台所に立つことはなくなっていた。

 

そういえば、祖母の好きな食べ物はなんだったんだろう。

 

あんなに毎日世話してもらっていたのに、私は祖母の好物も知らない。

 

いま会えたら、一緒に台所に立って、煮付けと味噌汁のレシピを教えてもらいたい。

好きな食べ物を作ってあげたい。

 

多分、手際や味が悪いと少し嫌味なことも言われたかもしれない。いや、いいから座っときなさいと言って全然手伝わせてもらえないかもしれない。

 

いま隣に並んだら、祖母の背中はとても小さいはず。

 

狭いダイニング、オレンジ色のシェードの電気の下で食べた、クチゾコの煮付けとじゃがいも入りの味噌汁。

 

もう二度と食べられないと思うと、やはり切ない。

 

切ないけれど尊い。

多分一生覚えている、大切な食の思い出だ。